妊娠中に飲んでも大丈夫?カフェインの影響と摂取量について

胎児が成長していくために必要な栄養の多くは母体から胎盤を通して送られています。胎盤は受精卵が子宮に着床する時期から、妊娠16週前後までに完成するといわれています。子宮の一部につくられる胎盤には細かい血管がたくさん集まっており、そこから胎児へ酸素や栄養が送られていきます。胎児が排出した老廃物も胎盤を介して母体に送られるため、胎盤は胎児にとっての肺や腎臓のようなものです。

妊娠中、タバコやお酒を禁止されるのは、これらに含まれる有害物質が胎盤の機能を低下させ、流産や早産の可能性、先天異常、出生時の低体重や感染症を引き起こす可能性が高いといわれているためです。

タバコやお酒の他にも、妊娠中に母体や胎児の健康を害するといわれているものに、コーヒーやお茶に含まれているカフェインが挙げられます。

体内に蓄積されやすいカフェイン

コーヒーやお茶に含まれるカフェインは、胎盤を通じて胎児に送られます。胎児の肝臓はまだまだ未成熟なため、カフェインは排泄されることなく胎児に蓄積されてしまいます。カフェインが胎児に及ぼす影響にはさまざまな説がありますが、胎児にとって大きな負担となってしまうことは事実だと言えます。血流を阻害しやすい性質から、胎盤機能の低下にも繋がってしまいます。

また、カフェインはタバコやお酒と同様に胎児の成長の妨げとなるほか、乳幼児突然死症候群のリスクも高まるという研究報告もされています。さらに、妊娠中のママの身体はカフェインの分解・排出のスピードは妊娠前と比べ1/3程度まで低下してしまっているため、胎児だけでなく、母体にも蓄積されやすくなると言われています。

カフェインを大量に摂取し続けると、出産に向けて欠かせない栄養素である「鉄分」と「カルシウム」の吸収率を下げるほか、不眠・不穏などの精神症状、頻脈や動悸などの症状を引き起こす可能性があります。また、出産後は体内に蓄積されたカフェインが母乳に含まれることもあり、産後も母乳を通して赤ちゃんの体内に入ってしまうことがあります。

カフェインは絶対に摂ってはいけない?

胎児や母体にとって悪影響を及ぼすとされるカフェインですが、眠気、疲労感、ストレスの緩和、利尿作用などの健康効果があることも広く知られています。妊娠中のカフェイン摂取も、決して悪いことだけではありません。

胎児や母体への影響は、あくまでも大量に摂取し続けた場合のことであり、適量であれば問題はないと言われています。個人差はありますが、妊娠中のカフェイン摂取量は1日に300mg程度、コーヒーでいえば1〜3杯以内であれば飲んでもよいと指導されることが多いようです。

1日にコーヒーや紅茶を何度も飲む習慣がある方は、はやめにカフェインレスのコーヒーやハーブティーに変えていくことをおすすめします。

カフェインには軽い中毒症状があると言われており、急に摂取量を減らすと頭痛やイライラなどの症状が現れることがあります。小さなマグカップで数回に分けて飲んだり、お湯で薄めて飲むなどし、少しずつ摂取量を減らしていきましょう。

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