授乳の悩み・トラブル

母乳には赤ちゃんの成長に欠かせない栄養がたくさん含まれているだけなく、母乳で育てられた子は肥満やアレルギーなど、様々な疾病リスクが減るという研究結果も出ています。そのため、多くの産婦人科医が母乳育児を推進しています。

さらに、母乳を生成するためにママの脂肪が消費され、産後ダイエットに繋がるメリットがあり、約9割のママが母乳で赤ちゃんを育てていきたいと考えています。しかし、授乳中は乳腺炎などのトラブルが起きやすく、頻回授乳による睡眠不足、精神的なストレスなどのデメリットがあります。授乳をしている間は、赤ちゃんを預けて外出することも制限されますし、一緒に外出をすれば、常に授乳できる場所を探さなければなりません。

また、母乳育児を継続していくためには、見守る家族の協力が何よりも大切です。何か心配なこと、困ったことがあれば母乳育児を専門とした助産院や自治体の相談窓口なども積極的に利用しましょう。

授乳中のトラブルとその原因

授乳中に起きやすいトラブルのひとつに、乳腺炎が挙げられます。授乳中、乳頭に痛みを感じたり、乳房が全体的に熱をもったり、しこりができてしまったら、それは乳腺炎の初期症状かもしれません。乳腺炎は、母乳の流れが滞り、乳管が閉塞することにより発生します。母体が摂取する食事が一番の原因と言われているので、多くの場合は食事内容に注意したり、乳房マッサージを行いながら授乳を続けることで、自然治癒します。

ただし、対処が遅れてしまい、症状が悪化すれば激しい悪寒を伴う高熱と痛みに襲われる可能性があります。経過によっては、内服薬が処方されたり、乳頭を保護するために授乳をお休みする期間が必要です。

一度乳腺炎にかかると、その痛みと苦しみから母乳育児の継続を諦めてしまうママも少なくありません。そうならないためにも、予防と早期発見が重要になります。

母乳育児を継続するためのポイント

授乳中のトラブルを出来る限り予防し、母乳育児を長く続けていくための最大のポイントはママの食生活にあります。母乳育児にもっとも適しているといわれる和食を中心に、バランスのよい食生活を送るようにしましょう。

脂っこいものや甘いお菓子ばかり食べていると、血液粘度が変化し乳管が詰まりやすくなり乳腺炎などトラブルの原因になります。授乳中は、血液をサラサラにする食物繊維をたっぷり含んだ玄米、根菜、高タンパク・低カロリーの白身魚などを積極的に摂るようにしましょう。

食生活に細心の注意を払っているにも関わらず、乳腺炎になってしまった時は、もともと乳腺が細くトラブルに陥りやすい体質であることが考えられます。また、乳腺の詰まりや血液粘度の変化は、身体的な疲労や睡眠不足、精神的なストレスの影響を受けやすいと言われています。ご主人や主治医、母乳育児を専門とする助産師などに相談をしながら、適切にケアを行い、母乳育児を継続してきましょう。

乳腺炎になってしまったら

おっぱいから直接授乳できないとき、一時的に授乳をストップしたい時など搾乳に便利
搾乳器(手動)

乳頭がデリケートなママへ。こまめに交換して清潔に
母乳パット(使い捨て)
母乳パット(布製)

おっぱいが切れて痛くて授乳できない!

授乳ができない時に母乳を搾乳して保存
母乳パック

母乳育児はメリットも多いですがお母さんの負担も大きいもの。母乳でもミルクでも赤ちゃんの成長に差はありませんので、母乳育児が難しい場合には主治医や助産師に相談の上ミルクも取り入れていってください。大切なのは赤ちゃんとママの絆。愛情を持って接し、たくさんスキンシップをして絆を深めてくださいね。

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